テーブルマナーのカトラリーは外側から?内側から?食べ終わりにすべきことは?
普段の生活ではあまり意識することはないけれど、正式な場でその知識が試されるテーブルマナー。
私は以前友人の結婚式に参列したのですが、テーブルマナーの知識がほとんどなかったため食べるときは横目で周りの人をかなり観察していました(笑)
テーブルマナーでまず困ったのが、フォーク・ナイフ・スプーン(カトラリー)の使う順番。
「外側から、それとも内側からだったっけ?」
「はるか昔に小学校の家庭科の授業で習った気もするけど思い出せない・・。」
と隣の友達とひそひそ話していました。
また、カトラリーについては順番だけでなく、食べ終わりにも正しいマナーがあります。
テーブルマナーで恥をかかないよう、一緒に見ていきましょう。
テーブルマナーのカトラリーは外側から?内側から?
カトラリーは外側から使っていくのが正解です。
カトラリーは出されるメニューに合うように、外側から内側に向かって順番に並べられているのです。
基本的にカトラリーは、中央のお皿をはさんで左側にフォーク、右側にナイフとスプーンが並べられています。
西洋料理では左手にフォーク、右手にナイフを持って使うので、それぞれ外側からメニューごとに使っていくようになっています。
メニューの種類が多いとカトラリーもたくさん用意されていることになりますが、この場合も外側から使っていけば大丈夫です。
テーブルマナー 食べ終わりにすべきことは?
カトラリーは、その置き方がスタッフの方へのサインになります。
「食べ終わりました」というサインを示すには、お皿の右側にフォークとナイフを斜めになるように置きます。
このとき、ナイフの刃の部分が自分の方へ向くように、そしてフォークは先が上を向くように置きます。
食べ終わって席を立つときには、必ずこの置き方にしておくようにしましょう。
ちなみに、食べている途中で席を立つときは、フォークとナイフを「ハ」の字に置きます。
このとき、ナイフの刃の部分が自分の方へ向くように、そしてフォークの先が下を向くようにします。
食べ終わりのときとはフォークの向きが違うので注意してくださいね。
テーブルマナーのナプキンの使い方!これはNG!
正式な食事の場で必ず置かれているナプキン。
実はこのナプキンの使い方にもちゃんとマナーがあります。
私は、ナプキンは単なる「口ふき」くらいにしか思っていなかったのですが、その使い方にはいろいろマナーがあるんです。
1.ナプキンを広げるのはいつ?
まずナプキンを広げるタイミングですが、最初の料理が運ばれてくる少し前です。
席についてすぐに広げるのはNGです。
これは食事を催促しているように見えるからです。
おなががすいている人に見えるなんて少し恥ずかしいですね・・。
また、自分の位置から主催者の方を確認できるようであれば、主催者の方よりも先に広げないようにしましょう。
2.ナプキンの広げ方は?
そのまま、二つ折り、三角折りなどにしてひざに広げて置きます。
えり元にはさんで入れてしまう人もいますが、これはテーブルマナーとしてはNGなのでやめておきましょう。
3.ナプキンの使い方は?
ナプキンは二つ折りにして、その内側を使うのが上手な使い方です。
こうすると汚れが見えませんし、汚れが服についてしまうこともありません。
ちなみにナプキンでふいていいのは口元と指だけです。
額の汗をぬぐったりするのはもちろんNGなので、そのような時は自分のハンカチを使いましょう。
逆に、口元や指を自分のハンカチでふいていると「このナプキンは汚くて使えません」というサインになります。
ナプキンは、口元や指、服を汚さないためにあるので、「汚してしまうのは・・」という遠慮は必要ありません。
ナプキンを汚してしまうのは良くないというイメージがあるかもしれませんが、どんどん使っても大丈夫です!
4.少しの間、席を外すときは?
軽くたたんでいすの上に置きます。
ナプキンは汚れているものなので、テーブルの上やイスの背もたれなど他の食事中の人の目に入るところにおくのはNGです。
5.食事が終わって最後に席を立つときは?
無造作にたたんでテーブルの上に置きます。
きっちりたたんでしまうと、「食事がおいしくなかった」「店が気に入らなかった」
というNGサインになってしまいます。
【まとめ】
いかがでしたでしょうか。
カトラリーの使う順番や置き方、ナプキンの使い方にはそれぞれきちんとしたテーブルマナーがあるんですね。
ひとつひとつの事に意味や気づかいがこめられていて、「へー、そうなんだ!」と思うことも多かったのではないでしょうか。
今回ご紹介したテーブルマナーを覚えていただき、次のスマートな食事に生かしていただけると嬉しいです。