柿の種類の見分け方は?甘柿と渋柿と不完全渋柿の違いや主な品種の特徴
柿を食べるなら絶対に甘柿がいいですが、渋柿を食べてしまった経験ありませんか?
甘柿に渋柿、不完全渋柿はちゃんと見分けないと、もしも渋柿を食べてしまったら口の中が渋すぎて大変なことになりますね。
私も、小さい頃に一度渋柿を食べて大泣きした経験があります。
そもそも柿って熟す前は皆、渋柿。
最近では渋柿に接ぎ木をして完全な甘柿にしているものもありますが・・・。
ここでは、柿の美味しい見分け方と柿にはどんな品種があるのかご紹介いたします。
柿の種類(甘柿・渋柿・不完全渋柿)の見分け方
“甘柿と渋柿は分かるけど、不完全渋柿って何?“ていう人もいるはず。
私も不完全渋柿は大きくなるまで知りませんでした。
不完全渋柿とは、1本の柿の木に甘柿もあれば渋柿もあるという木です。
これ、見分け方を知らなかったら渋柿食べちゃうかもしれませんよね・・・。
かなり危険な木!!
でも大丈夫!見分け方をご紹介します。
見た目で見分ける方法
美味しくて甘みのある柿の見た目は、品種にもよりますが、多くが四角くて重量感のあるどっしりとした柿です。
ほぼ真四角で、1つ持ってみると想像するよりも「重た・・・」って思う柿あるじゃないですか。
こういう柿はほとんどが甘柿です。
一方渋柿の場合は形が四角ではなく長細いものが多いことが特徴です。
もう一つ見分ける方法があります。
それは、柿表面に黒い斑点があるかないか。
もしも黒い斑点がある場合は、渋みの原因であるタンニンが抜け落ちて固まっている証拠なので甘いです。
一方黒い斑点がない柿は、まだタンニンがいっぱい中に残っているので渋柿になります。
不完全渋柿はこの黒い斑点で見分けるといいですね!
中身で見分ける方法
中身で甘柿か渋柿かを見分ける時には、「種があるかないか」を確認してください。
種があれば高確率で甘柿です!!
柿の主な品種の特徴
柿の種類ってどのくらいあると思いますか?
私、20か30品種くらいかと思っていたんですが、全然違いました。
柿は1000種類くらいあるのです!めちゃめちゃ多い!
早速、色々見てみましょう!
・次郎柿
代表的な柿で、多くのスーパーに並びます。
実は固めでシャキッとした食間を楽しめます。
・太秋
大きな実が特徴で糖度も高く、シャキッとした歯ごたえがあります。
あまり柔らかくなることがないので、柿アートに使いやすいです。
・富有柿
「 富有はあごで食べ、次郎は歯で食べる」と言われるほど柔らかいです。
岐阜県が産地で完全甘柿でとても美味しく、形が丸みがかっているのが特徴です。
・祇園坊
種がなく、実が黄色いのが特徴です。ぁ主に干し柿として収穫されますが、毎年安定した量が取りにくく、繊維が多いことが難点です。
・市田柿
こちらも干し柿として収穫される柿ですが、祇園坊よりも小ぶりです。
また、市田柿は毎年よく実がなります。
・黒柿
かなり貴重な柿で、数万本の柿の木に一本の割合でしか取れない柿。
ライトで光らせると緑色のラインが見えるそうで、とにかくとっても高価な柿です。
・孝子丸
こちらもかなり貴重な柿で、平成3年に「日本で初の丸い種無柿」として認定されました。
市場に出回ることは・・・まだまだないでしょう。
まだまだ沢山ありますが・・・、代表的な柿といえば「次郎柿」と「富有柿」ではないでしょうか?
画像を確認すると、皆それぞれ少しずつ形が違うことが分かります。
貴重な柿は、一度でいいので本物を見てみたいものですね!
まとめ
柿が甘柿か渋柿かを見分ける方法は、主に2つありました。
- 四角くてずっしりと重い柿が甘柿
- 皮の部分に黒い斑点がいくつもある柿が甘柿
また、実では種がある柿の方がほとんど甘柿です。
柿は、とっても沢山品種があるので、日本の色々な産地の柿を食してみたいものですね!